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ベルギー、イーペルへ ~18日目~ 

 朝ホテルを出発してこの日のルートに進む前に、

折角の機会なのですぐ近くのブイヨン(Buillon)にて写真撮影。

17日目の記事でも写真を載せたが、ブイヨンはミューズ川支流沿いに栄える美しい街だ。

写真にもちらりと写っているが、街の背後の丘の頂上には13世紀に建てられたブイヨン城も残っている。

ブイヨンの街並みと

ブイヨンの街並みと


ブイヨンのフェラーリ



ベルギー、ブイヨン(Buillon)


クリックで地図を拡大



 この日の目的地は同じベルギー内のイーペル(Ieper)。

走行距離はおよそ330km(200マイルちょっと)。比較的短いので運転も余裕である。

 ちなみにイーペルはフラマン語とフランス語によって綴りが"Ieper"あるいは

"Ypres"と異なるので、地図やカーナビで位置を確認する際には注意が必要だ。


 ブイヨンを離れた後はアーデンヌ地方の森の中の道を進んでいく。

9月初旬で程よく暖かく、窓を開けると爽やかな空気が流れこんでくる。

アーデンヌ地方の森の中を走るミニ

森のなかを走るミニ



 ベルギーとフランスの国境を何回か超えた後、しばらくしてミューズ川(Le Meuse)

(マース川、ムーズ川とも呼ばれる)に沿って伸びる道路N96に出ると、

川によって削られた険しい崖と緑が美しい景色が眼前に広がった。


ミューズ川沿いの景色

ミューズ川沿いの道路の眺め


ミューズ川の眺め



緑濃いムーズ川河畔にて休憩

川辺のテックアート ケイマン



 このムーズ川沿いにはディナン(Dinant)という街があり、

この街も歴史を感じさせる美しい街だ。

ディナン(Dinant)に近づく

Dinantに近づく



この街に近づくにつれ目を引くのが、街の背後の要塞と

その前にそびえるいささか冷たい印象を与えるゴシック様式の聖堂だ。

険しい崖の上に築かれた堅固な城壁を持つ要塞を見ると、

この街は昔からムーズ川の交通を抑える要所だったろうことが容易に想像できる。


ベルギー、ディナン遠景

Dinant遠景



ディナンの要塞とノートルダム聖堂

Dinantの街並み


Dinant 聖堂


近々ジャズフェスティバルでも開催されるのだろうか、

街の中心にかかる橋にはサキソフォンのオブジェが沢山設置されていた。


 ムーズ川はフランス、ベルギー、オランダを通過する河川。

ディナンの街中に立ち並ぶ建物も美しく大きなものが多く、

街を通る道路も幅が広くかつよく整備されていることから、

昔はムーズ川を介した交易でずいぶん栄えたのだろう。


ディナンの街並み

Dinant周辺の街並み


アーデンヌ地方の街並み



ベルギー、ディナン(Dinant)


クリックで地図を拡大



 ここまでで実はこの日の旅程のやっと3分の1弱をこなしただけ。

休憩を交えて風光明媚な地域の眺めを堪能してきたが、

この後は一気にベルギー北部に位置するイーペルへと進む。


ベルギー、イーペル(Ieper, Ypres)


クリックで地図を拡大



イーペル近郊の風景

イーペルに近づく



イーペルの街の中心へ

イーペルに入るフェラーリ



イーペル町役場の前にて

町役場の前のフェラーリ



イーペル中心部の街並み

イーペルの街並み


イーペルの街並み2



チョコレート専門店

ベルギーチョコレートの店



 実は以前イーペル郊外に滞在したことがあるが、街の中心を訪れたのは今回が初めて。

想像していたよりもずっと立派な街並みでびっくり。

とは言っても、単に私がイーペルについて知らなかっただけなのだが…。


 イーペルは中世の時代から織物の生産で栄えた街で、

今でもクロス・ホールと呼ばれる立派な建物が街の中心に残っている。


 またイーペルは第一次世界大戦時に大量の戦死者を出した戦場として、

またその戦死者のための記念碑、メニン・ゲート(Menin Gate)と呼ばれる

巨大な門があることでも知られる。

下の写真からメニン・ゲートがどれほど大きなものか分かるだろうか。


ベルギー、イーペルのメニン門

Menin Gate



 イーペルをドイツ軍から守るために戦った英国軍とその連公国軍は

30万人あまりの命を失い、そのうち9万人は墓もないという。

戦死者の数からだけでも、狭いエリアで壮絶な戦いが繰り広げられたことが想像できる。

このメニン・ゲートにはそのうち54,896の名前が刻まれている。

メニン・ゲートの壁に刻まれた戦死者の名前

戦死者の銘碑



 
 今日でも当時の戦死者の遺族が沢山メニン・ゲートを訪れている。

英国では戦死者に赤いポピーの花を供える習慣があるが、

メニン・ゲートでもあちこちに赤いポピーの花輪が供えられているのを見かけた。

写真と赤いポピーと共に

赤いポピーと



 メニン・ゲートは建築物自体の他にもう一つ有名なものがある。

毎日夜8時に行われる戦死者に捧げるトランペットの演奏を含む儀式である。

これは偉大な犠牲を捧げた英国連合軍に対する感謝を示すために

イーペル市民により執り行われる「ラスト・ポスト」と呼ばれる儀式で、

1927年から毎日欠かさず続けられているというから驚きだ。

 興味のある方は是非下のリンクからビデオを見てみて欲しい。


メニン・ゲートでの「ラスト・ポスト」の儀式の一部

動画:ベルギー、イーペルのメニン・ゲート(Menin Gate)での演奏



イーペル、メニン・ゲートのラスト・ポストに関する銘碑

ラスト・ポスト



 儀式の後には、戦死者の遺族と思われる人々が

演奏者に握手を求めたり感謝の意を伝えたりていた。

感謝の意を伝える戦死者の遺族

戦死者の遺族



 第一次世界大戦に直接つながりがない私でも、非常に心を動かされる場所であった。


イーペル、クロス・ホールの夜景

イーペルのクロス・ホール



イーペルの夜

イーペルの夜

category: ベルギー

thread: プーケット

janre: 旅行

tag: 写真  旅行  ヨーロッパ  ベルギー  イーペル  ブイヨン  メニン・ゲート 
Posted on 2013/11/27 Wed. 20:54  edit  |  tb: 0   cm: 0  

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